2019年4月 7日 (日)

映画を参考に構成を学ぶ=跳んで埼玉(笑)=

前回新装開店の1月下旬から、まさかの2カ月弱

ご無沙汰です。

その間、

「物語る」について、これまでと違った角度からの勉強を

コツコツ進めていました。

絵を描く人に見受けられるパターン、絵本を作る際に

私も典型なのですが「感性」で物語を創ってしまいがち。

ですが実際には「論理」「構成力」「計算」が必要だったりします。

私はここが本当に弱い。

昨年末、編集者さんにこんこんと説教されてから(号泣)

「構成力」養成ギブスをつけて特訓と相成りました。

まずは、「これだ」という絵本を深く読みこみ分解してゆくこと。

題材は20年以上発行され続けている作品と昔話にしぼっている。

ここはまたいずれ。

機械少年がパソコンやテレビを分解して、仕組みを理解してから

自力で組み立て直すような感じです。

もうひとつは、映画の脚本等をメインに

物語のパターンを学んでゆくこと。

原始時代から、人々は火を囲んで物語を語ってきました。

ギリシャ神話を含め、その物語には一定のパターンが

あると言われています。

家でいう基礎工事の部分をしっかり学び、その上で自分なりの

書きたいこと、世界観を表現していけば、自分なりに

「これまでと同じジャンルだけど、ちょっと違ったもの」が

出来るのでは?と考えました。

我ながら遅まきで情けないんですが…(泣)

例として、今大ヒットしている映画「跳んで埼玉」を挙げるとですね(!)

①その映画を2行位の短文で説明する:

人を映画に誘う時、どんな映画?って聞かれて、

こういう映画だよって答えられるかどうか。

ここが明確イコール伝えたいテーマや見せ場が観客候補に伝わりやすく

興味を持ってもらいやすいということです。

その答えに主人公がどういう人なのかも含まれている。

絵本もそうだけど、映画代も安くないですからね。なるべく失敗は

したくないというのは人情ってものです。

で、跳んで埼玉なら?

「これはフィクションでさ。埼玉県を東京が見下し迫害する時代があってね。

二階堂ふみちゃん演じる都知事の美しく賢い王子様的な息子が君臨するセレブ高校に

Gackt演じる帰国子女が転入して、なぜか最後二人は埼玉を解放するんだよ」

こんなんでどうでしょう?

②ジャンル:バディとの友情もしくはラブストーリーでは。

当初、バディはお互いを嫌っているが、旅をしていくうちにお互いの存在が

必要になる…これも結構お決まりのパターンの一つです。

都民、それも港区あたりの都民であること、権力者を父に持つことに

強い誇りを持ち、人に弱みを見せられなかった、都知事の息子。

一方、埼玉をさげすむくだらない価値観に辟易する帰国子女。

この二人がなぜか惹かれあってゆく…って、これってボーイズラブ!?

③主人公:都知事の息子、壇ノ浦百美。

 前半はとことん埼玉を見下し、差別するが、後半は埼玉を救い

 日本を埼玉にしてゆく計画の推進者となる。

 なぜ埼玉を救うのか?それはネタばれになりますが、Gackt演じる

 帰国子女、麻実麗が実は埼玉県人で、埼玉解放運動の

 リーダーの息子だから…ってなんじゃそりゃ(笑)

 そんな麻実麗を、百美は好きになってしまったから…という

 原始的かつ分かりやすい動機。

 よって、一番葛藤し、変化を強いられるのは、埼玉という異物を

 受け入れようとする百美なのです。

…ってつらつら久しぶりに書いてみたんですけどね。

当初私は、百美の母親役で出演している武田久美子さんを

ひそかに応援しているために観に行ったわけなんですが。

「中途半端にやるといじめになるから、いじるなら

徹底的に!」という、原作者魔夜先生のお言葉通り、

ものすごいディスリっぷりなわけです。通行手形がないと

埼玉県人は東京には入れないとか、その辺の草でも食わせておけとか!

ですが、後半からの埼玉愛が素晴らしい!

なんだこれ、壮大な埼玉ラブムービーじゃねえかよ!

個人的には千葉県ラスボス、市原悦子氏登場シーンが

お気に入りです。

あと、百美と麗が逃げて一休みする池袋(笑)

TOBUとSEIBUのロゴが泣けます。私は都民なのですが

未だにブクロが分かりません…なぜ西口の東武デパート、

東口に西武デパートなんだ!と。

すごーい茶番劇を、ベテラン個性派俳優さん達が熱演、

とりわけGacktさん!存在自体が都市伝説っていうんですか?

彼の登場で「あ、これフィクションなんだなー」って

思わせてくれるのです。

スタッフは、監督が「テルマエロマエ」「のだめカンタービレ」で

お馴染みの竹内英樹監督、他のスタッフも一流揃いで

大変楽しいエンターテイメント映画になっています。

あ、こんな分析抜きにしても、ぜひスカッとしたい方には

おススメ(^^)

久々のアップが映画ネタですみません、次回はちゃんと絵本で

やりますね。

ではでは。

☆おまけ:なんかさ、与野と群馬が実は結構ひどい扱いなんだけど

     大丈夫なのか?ちなみに私は多摩地区の住民なので

     セレブ学校では下の人です(苦笑)

 

 

 

 

 

2019年1月27日 (日)

静かに、新たに

本日1月27日から、ブログのタイトル

 
以前のon the lineから、「物語のちから」へ
 
静かに、新たに再出発します。
 
以前のブログは音楽がメインのようで
 
絵本が中途半端でした。
 
相変わらずマイケル・ジャクソンもファンですが
 
少し絵本に集中したいと思います。
 
子どものころから好きだった、
 
「物語」。
 
その力を、今度は自分でも創ることが出来るよう
 
その道のりを少しづつ、綴っていきたいと思います。
 
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今深く読みこんでいるのは、モチモチの木。
 

2019年1月26日 (土)

2019年も明けて

2019年になって半月以上が過ぎた。

 
一昨年秋に転勤して以来、毎年11月から
 
年明け1月半ば過ぎまでは通常業務の他に
 
イレギュラー業務もありバタバタしている。
 
そんな中、ハワイから帰国して仕事バタバタな
 
日々の中、無理やりに絵本ダミーを作り
 
一番やってはいけない
 
「初稿を見せる」をやってしまい、当然撃沈(^^;)
 
編集者さんは大風邪でものすごく具体が悪かったのに
 
そんなひどいのを見せてしまった。
 
これにはさすがに落ち込んだ。
 
今、もう一度「モノを創る」ことについて
 
思うことあり、である。
 
働く中年として、気力体力時間は限られている。
 
ほんとうに自分にとって大事な人、物事、環境を
 
しっかり精査し、「選び直す」時期に来ているのかも
 
しれない。
 
逆に、心をオープンにして、たくさんの素敵な人や物事にも
 
出逢って関係を紡いでいきたいとも思う。
☆おまけ      
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都内カフェの窓から、年に1度ダイアモンド富士が
 
見えるのです(^^)
 
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昨年末からのマイブーム。
 
猿田彦珈琲は美味しい!
 
もし店舗に行かれる機会がありましたら、
 
ハンドドリップをお勧めしたい!
 
ここのならブラックで飲んでも本当に美味しい。
 
私は猿田彦マイルドをよく頼みます。
 

2018年11月11日 (日)

2018 Hawaii

なんとまあ。

 
前回更新が8月26日とは、2か月以上ご無沙汰かい。
 
今年の夏は暑かったねえ・・・
 
秋分の日を過ぎたあたりから、ようやく調子を取り戻してきた。
 
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもんだ。
 
で。
 
先月末。9年ぶりに海外旅行に行ってきたので
 
ざっくり忘備録をば。
 
行き先は今さらですが、初ハワイ(笑)
 
きっかけは過去2年の御蔵島ドルフィンスイム
 
体験があまりにも過酷だったから。
 
 
 
 
太平洋の外海で5月で野生イルカを追いかけての
 
ドルフィンスイムは、波は荒いは流れは早いは寒いは
 
団体行動で自由時間がほぼない、修行のような旅。
 
取材目的もあったとはいえ、正直辛かった・・・。
 
イルカと泳ぐことをメインならば、御蔵島は最適ですが、
 
もっと海とのびのび関わりたい。
 
もう少しあったかい、穏やかできれいな海で気楽に
 
自分のペースでのんびり泳ぎたい、と思っていたところ。
 
昨年秋から今の職場に転勤したのですが、
 
そこがまさかのハワイの猛者ぞろい(笑)
 
行って来い行って来い、旅費が高い?
 
HISのスーパーセールがあるだろう?などと
 
本当に多岐にわたってアドバイスをいただき、
 
ようやく行ってまいりました。
 
ありがたい限りです。
 
3泊5日の弾丸ツアーでしたが、湿度の低い
 
さわやかな、貿易風がいつも吹いている
 
ゆったりとしたハワイ・・・。
 
 
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部屋はワイキキビーチが一望できます。
 
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サンドバーというところにオプショナルツアーで
 
行ってまいりました。
 
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シュノーケルもやりました。海ガメが寝てました。
 
大変に穏やかな海です。
 
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これは、オプショナルツアー、キャプテンブルース
 
天国の海ツアー実施の際、よく遊びに来る
 
野生海ガメのバニー。
 
他にもワイキキビーチでも泳ぎました。
 
のんびり、あったかい海を堪能・・・。
 
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アイランドヴィンテージコーヒーには
 
滞在中3回通った(笑)
 
コナコーヒー美味しい・・・
 
久しぶりに、ああ海って楽しい、って思えた。
 
心身をゆっくり開放してまいりました。
 
もうすでにハワイロス、日本にもある
 
アイランドヴィンテージコーヒーに2度も
 
通ったという(苦笑)
 
また絶対いくぞ、ハワイ。
 
ではではまた。
 
 

2018年8月26日 (日)

うお座の満月だそうです

今夜は21時ごろに魚座の満月。

 
とてもきれいなお月さま。
 
今年の7月8月は日食や月食が続く
 
天体イベント花盛りの夏だったけれど。
 
今夜の満月は、なんだか優しくて
 
妙に泣けてくるなあ。
 
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2018年8月19日 (日)

暑すぎる夏

なんと6月上旬にアップして以来、2か月以上

 
ブログをアップしていない!
 
あまりの暑さに、本当に心折れそうになっておりました。
 
この週末は暑さと湿度が和らぎ、つかの間の
 
穏やかな、本来の夏の日、という感じがいたしました。
 
ひとまず美味しいパンとジャムを成城石井で見つけて
 
軽井沢の朝ご飯ごっごを楽しんだ週末です。
 
もう少し落ち着いたら、またアップします。
 
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2018年6月10日 (日)

NHKプロフェッショナル 絵本作家かこさとし

去る5月2日、絵本作家のかこさとし※ 先生がお亡くなりに
 
なりました。※(wikipedia)
 
92歳の大往生、最後まで現役の絵本作家であり、
 
数多くの絵本を世に出された方です。
 
代表作の一つである、からすのパンやさん は確か
 
今から40年以上前に出版され、
 
260万部の大ベスト&ロングセラー。
 
 
 
こちらもシリーズ100万部超えのヒットとなった
 
 
絵本作家はお元気で長生きだなあと思って
 
いたのですが・・・。
 
 
その、かこさとし 先生※※の最後の1か月を、
 
NHKプロフェッショナル 仕事の流儀という番組が 
 
取材されていたそうです。※※公式サイト
 
そちらをちらっとご紹介します。
 
 
番組はとてもとても静かに始まりました。
 
 
 
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取材は3月から4月上旬にかけて行われました。
 
取材の申し込みをした段階で、
 
もうご家族やご本人は最期の日が近いで
 
あろうことを、どこかで分かってらしたそうです。
 
それでも、記録としてありのままを撮っていただければ
 
とのこと。
 
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取材21日後、かこさとし先生はお亡くなりになりましたが
 
本番組は追悼番組ではなく、あくまで現役絵本作家
 
最後の記録、としての放映でした。
 
 
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数年前から腎臓を患い、緑内障で視野もせまく
 
なりつつある先生に、お仕事のお世話などを務める
 
娘さんが、少しは休んだら?と尋ねると、
 
先生は一言「死んでから休みます」って。
 
 
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てんぐちゃんシリーズ最新作の原画です。
 
 
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絵本を読んだ子どもさんが、読んだ後に
 
誰かに話したくなったり、何かしらの反応が出る、
 
そういうものを描かなければ、描く意味がないと
 
おっしゃる。
 
その原点はご自身の辛い記憶です。
 
第二次世界大戦時、お国のために軍人になろうと
 
思っていたかこ少年、視力が弱いため飛行機乗りに
 
なれず、仲間は次々亡くなり、終戦で19歳で
 
生き残りました。
 
が、戦争が終わったとたん、周囲の大人達は
 
態度を一変、あれほど戦争に加担したのに
 
本当は戦争に反対だった、など・・・。
 
落胆し、かつ、自分も同罪だ、と思いつめた
 
かこ少年は決意をします。
 
未来の子ども達に託そう、大人が言うことでなく
 
自分の頭で考えられる人になってほしい、
 
子ども達の応援団になろう、と。
 
子どもさんをあなどってはいけない、が
 
かこさんの信条です。
 
物語をしっかり起承転結にまとめ、
 
細部までこまかく描きこむと、 
 
子ども達はちゃんと見て応えてくれる、と。
 
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そんなかこ先生の最後の日々、水についての
 
科学絵本の構想はあるのですが、絵を描く
 
体力がないため、2年かけて構想を練り、
 
作った文章の絵を他の絵本作家に頼むことに 
 
なりました。
 
体が痛むかこ先生ですが、それでも打ち合わせを
 
やめようとしません。
 
 
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そして、まさかのダメだし。
 
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絵本を誰に届けるのか、対象年齢を気にされ、
 
うんと年齢を下げて優しい内容にしたい、
 
が、そのためには「分子」などの言葉は難し
 
すぎる。
 
そして、水をみずたまのかたちで表現したものの、
 
雨はみずたまの格好ではなく、球体である、と。
 
 
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結局、ご自身の文章をボツにします。
 
最後まで、とことんご自分の作品を客観的に
 
ジャッジされる先生。
 
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取材最終日から21日後、かこ先生は
 
お亡くなりになりました。
 
番組は、人間 という、先生の科学絵本からの
 
言葉を紹介して終わりました。
 
 
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40億年ひきつがれてきた生命の設計書は
 
あなたにもあります。
 
そしてその設計書はこれからも人に受け継がれて
 
ゆくことを思えば、むやみに死をおそれたり、
 
悲しむこともないのです・・・と。
 
 
 
わたしは、ぽっかりと心に大きな穴が空いたかのような・・・。
 
お亡くなりになったニュースより、この番組を見た後と、
 
公式サイトでのおしらせ を読んだ後の方が
 
ひたひたと悲しみが大きくなっています。
 
ただただ今は、素晴らしい絵本をありがとうございました、
 
という言葉しかない、わたしであります。
 

2018年5月20日 (日)

映画「モリのいる場所」

この週末に不思議な映画を観てきました。

 
 
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実在の画家、熊谷守一(モリ) を山﨑努さんが、
 
妻秀子を樹木希林さんが演じられた、
 
晩年の夏の一日を描いた物語です。
 
熊谷守一氏は晩年の30年を、東京の自宅から
 
ほぼ一歩も出ず、自宅の庭がまるで小宇宙かの
 
ごとく、日がな一日、草花や虫たちをじっと
 
観察し、夜に画業にいそしまれたのだとか。
 
そもそもは母がこの映画に興味を持ち、
 
予告編にもあったのですが、
 
文化勲章授与の申し出を、熊谷氏が一言
 
「要らない。袴着るのもいやだし、人が(自宅に)
 
たくさん来るのもいやだ」と断ったため、
 
秀子さんは動じず「いらないそうです」と。
 
このシーンの樹木希林さんのたたずまいが
 
本当におかしみがあってリアルで、
 
これはちょっと面白そうだな~と思いまして。
 
正直、樹木希林さんが秀子さんでなければ、
 
この映画の面白みは半減してしまうかも。
 
 
どんな映画?テーマは?何を伝えたいの?って
 
言われると、けっこうこまるタイプの
 
映画なんですが(^^;)
 
わたしが好きなシーンの1つ。
 
お隣にマンション建設が持ちあがります。
 
モリ宅隣にマンションが建つと、庭の日当たりが
 
悪くなり、画業に影響が及ぼされる。。。
 
モリを尊敬する美大生達が反対運動をします。
 
その運動をやめさせてくれ、と、マンションの
 
オーナーと工事現場監督が、モリ宅を訪問。
 
世俗ごとを全て請け負う形で秀子が応対、
 
知らないモリはたまたまトイレにいます。
 
急にもよおした強面の工事現場監督が、
 
トイレでモリとばったり。
 
その時、なぜか工事現場監督は一度
 
引き返し、何やらを持って再びトイレへ。
 
その何やらとは、絵が好きな息子の作品。
 
奥さんは「この子には才能があるから、
 
機会があったら熊谷氏にみてもらえ」と
 
夫である工事現場監督へ作品を託します。
 
もしも、高名な画家であるモリに作品を
 
認められたら、今後息子の教育方針を
 
変えようと思う・・・強面で現場をやりづらく
 
するなと訴えに来た監督の、良き父である
 
一面が垣間見えます。
 
そして、作品を観たモリの一言。
 
「へたですね」
 
「でも、じょうずは先が見えてしまいます。
 
へたも絵のうちです」と。
 
ここから、モリと強面現場監督の奇妙な
 
友情?が芽生えます。
 
モリは決して尊大な人物ではなく、
 
世俗とのつきあいは決して上手では
 
なかったでしょうが、あらゆる生き物に
 
やさしい人なんじゃないか。
 
そして、庭の中の小宇宙あらゆることに
 
楽しみや新鮮さを見出す、子ども心を
 
持ち続けた人なんじゃないか。
 
今は亡き絵描きにちょっと思いを
 
馳せてみた週末でした(^^)
 
 

2018年5月13日 (日)

絵本寺子屋 =むぎわらぼうし=

昨日は2か月ぶりの絵本寺子屋だった。

 
4月はブルーノ・マーズのライブと重なったので
 
見送り。
 
それにしても、ブルーノと絵本の振り幅って(^^;)
 
やはり久々は緊張。休みがちになるとますます
 
敷居が高くなるので気をつけねばな、と思う。
 
今回の課題図書はこちら。
 
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竹下文子さく
いせひでこ絵
講談社刊
 
もともとは1985年に出版され、その後2006年に
 
新装版が出ました。
 
いせひでこさん好きなんですが、この絵本は
 
存じ上げず。かなり初期のころなので絵柄が
 
多少違いますが、いせさん独特の青はもう
 
見え始めています。
 
お話は、夏の終わりから秋にかけての
 
風が西風に変わり、夏の終わりがさみしく
 
感じる季節。
 
主人公のるるこは、まだ夏が終わってほしくなく、
 
お気に入りの麦わら帽子をなかなか脱ごうと
 
しません。
 
そんなるるこが、夏とさよならして秋に入るまでの
 
成長のおはなしです。
 
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夏が終わっちゃうのって、さみしくないですか?
 
わたしはすごくさみしくて、風にややひんやりとした
 
かすかな予兆を感じると、ああ、夏が終わっちゃう…と
 
子どものころからさみしかったです。
 
そして、るるこ。
 
子どもって、気に入ったものを、とことん持ちませんか?
 
ちゃんと納得しない限り、ガン!として聞かない、
 
というような・・・。
 
シンプルな竹下さんの文章も素敵です。
 
「いっしょに いくの? いかないの?」
 
よそいきに きかえた おねえさんが、
 
へやの そとで よんで います。
 
 
るるこは、むぎわらぼうしを かぶって、
 
かべの ほうを むいて います。
 
なつの はじめに かって もらった
 
むぎわらぼうし。
 
しろい リボンが すこし ほつれています。」
 
(むぎわらぼうし、より抜粋)
 
この最後の、「白いリボンがすこしほつれています」
 
この一文だけで、どれほどるるこがこの帽子を
 
気に入ってかぶって歩いていたか?が分かりますよね。
 
いまどきの絵本とちがって派手さはないのですが
 
静かでさわやかな、かわいらしい絵本です。
 
よろしければぜひ(^^)

2018年5月 5日 (土)

読書 一日一生 =180506加筆修正=

5月連休はカレンダー通りのお休みです。

 
4月末から連続休みの方もいらっしゃれば
 
お仕事の方もいらっしゃる、それぞれの連休ですね。
 
わたしは地味に静かに過ごしてます(^^;)
 
こんな本を買って読んでます。
 
180505
天台宗大阿闍梨(おおあじゃり、と読みます)
 
故酒井雄哉(さかいゆうさい)氏の著書です。
 
一日一生 は、もともと新書で出ており、
 
こちらは愛蔵版として、続編に加筆されている
 
ものだそう。
 
わたしは当初新書を読んでおり、先日こちらの
 
愛蔵版を見つけ、購入しました。
 
40近くまでうろうろしながら失敗を繰り返す
 
何もかもうまくいかない日々を過ごされた酒井氏。
 
ひょんなご縁から比叡山延暦寺で僧侶修行を始め
 
この道で行こうとなったのは、なんと50近く。
 
その後、この400年で3人しか記録にない偉業、
 
千日回峰→行を二度達成し、大阿闍梨の称号を得ます。
 
どんな凄い方かと思いきや、なにせ失敗ばかりの
 
前半生を送られた方、とても平易な言葉で
 
大切なことを教えてくださいます。
 
冤罪(※)で大変な目に遭われた、厚労省村木厚子女史も
 
本著で心救われたそうで、わたしはたまたまその書評を
 
目にしたのが、出会いのきっかけでした。
 
※とてもざっくり冤罪と表現しました。障がい者団体のために
 
 不正に郵便料金を安くしたDM発行容疑で逮捕された時の
 
 ことです。最終的に無罪でしたが、部下公印無断使用で
 
 訓告処分とのことです。詳しくは村木厚子 へどうぞ。。。
 
 
こちらは別版php抜粋本いつも初心 を読んでおり、
 
大本のこちらに興味惹かれました。
 
もうなんせ、このお顔!仏様のようなお顔とは
 
この方のことではないでしょうか。
 
だいあじゃり、なんて称号をお持ちなのに
 
ちっともえらそうじゃない。本当に分かりやすいことば
 
ばかりなので、かえって心にすうっと沁みてきます。
 
よろしければぜひ(^^)

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